1970年代後半からの石けん普及運動やレジ袋削減に向けた取り組み、1990年にスタートした牛乳パックリサイクル運動など、コープこうべは「よりよいくらし」の根源となる環境保全の取り組みを進めてきました。阪神・淡路大震災の翌1996年に開かれた第76期通常総代会では、「コープこうべ環境憲章」を採択。「基本理念」と「行動指針」を示し、「くらしを守る」という生活協同組合の目的にそって、環境問題解決のために全力を尽くすことを誓いました。
地球環境はすべての面で有限であり、私たち人間はその中で活動せざるをえません。コープこうべの組合員・職員の一人ひとりはそのことを認識し、限られた地球環境の中で自然と共生していくという思いを大切に持ち続けていきます。創立以来、コープこうべは組合員のくらしを守るための運動を展開してきました。今後さらに、環境問題を"くらしのあり方、社会システムのあり方を問う意識変革の問題"と認識し、"健康・福祉・平和"を守る運動とともに、生協運動の根源的課題として、事業活動も含めて先進的な取り組みを積極的に展開していきます。
生協は、消費者運動としての側面と同時に事業体としての側面をもっており、その両面で環境保全への取り組みを推進していきます。コープこうべは以下の方針を基本として、組合員と職員が⼀緒になって考え、悩み、創造し、行動するとともに、環境保全活動や環境負荷に関する情報を公開していきます。
1. くらしの見直し運動をすすめ、環境保全型社会への転換を推進します。
2. 事業活動から発生する直接・間接の環境負荷の低減を推進します。